鉄道車両陸送見学イベントを5年ぶりに開催！
今度は台湾向け特急車両「EMU3000」

下松市制施行85周年・下松市観光協会創立50周年を迎える今年、5年ぶりに『道路を走る鉄道車両見学プロジェクト』を開催します。（主催：道路を走る鉄道車両見学プロジェクト実行委員会）
下松の技術の結集によって製造された国営台湾鉄路株式会社向け都市間特急車両「EMU3000」を、日立製作所笠戸事業所前から下松駅南口間の往復約3.3キロを専用トレーラーに載せて陸上輸送します。この貴重な機会に、ぜひご観覧ください。

・道路を走る鉄道車両プロジェクトとは
・台湾向け都市間特急車両「EMU3000」について
・陸送ルートおよび周辺図
・プロジェクト概要
・イベントスケジュール
・【同時開催】ものづくり企業フェア、日立製作所歴史記念館（一般開放）
・見学の際の注意事項

『道路を走る鉄道車両見学プロジェクト』とは

通常は交通量の少ない深夜に行う鉄道車両の陸上輸送を日中に見学イベントとして開催します。「ものづくりのまち くだまつ」を全国に発信するとともに、将来を担う子ども達やものづくりに関わりたいと思う若者に夢と希望を与えるプロジェクトです。

これまで過去2回、2017年3月と2019年7月に英国向け高速鉄道車両「Class800シリーズ」の陸送見学イベントを開催し、2019年のイベントでは、市民や鉄道ファンら約3万5000人が集まり見学しました。

5年ぶりの開催となる今回は、台湾向け都市間特急車両「EMU3000」の先頭車両2両をそれぞれ専用トレーラーに載せ、日立製作所笠戸事業所正門から下松駅南口までの往復約3.3キロを走ります。
今年、台湾向け都市間特急車両「EMU3000」600両の製造が完了し、最終出荷を迎えるため、地域の皆様への感謝の気持ちも込めて披露します。

台湾向け都市間特急車両「EMU3000」について

今回陸送する都市間特急車両「EMU3000」は、台湾全土を走行する都市間特急列車として、国営台湾鉄路株式会社（Taiwan Railway Corporation, Ltd.）向けに、車両600両（12両×50編成）を2019年1月に受注しました。2021年7月に笠戸事業所から出荷を開始し、台湾でのテスト走行などを重ね、2021年12月に第一編成の営業運転が開始されています。

EMU3000の車両デザインは、世界でも特に厳しいといわれる欧州規格をベースとするルールに基づいており、日立製作所が英国鉄道で培ったデザインの知見が生かされています。その結果、2021年度グッドデザイン賞における「グッドデザイン・ベスト100」やドイツの「iF DESIGN AWARD 2022」など、数々の権威あるデザイン賞を受賞しています。
下松で製造された鉄道車両「EMU3000」が、台湾の公共交通車両として今日も走り続けています。

陸送ルート（交通規制）および周辺地図

日立製作所笠戸事業所正門を出発し、県道366号徳山下松線を周南市方面に進みます。下松駅前交差点を右折し、イベント観覧のメイン会場となる下松駅南口のロータリーで折り返します。往復約3.3キロを陸送します。

イベントの開催に伴い通行止め、一部交通規制を行います。現地の警察官・警備員・スタッフの指示に従い安全に見学してください。また会場周辺は、渋滞の恐れがありますので、他ルートへの迂回にご協力ください。

道路を走る鉄道車両見学プロジェクト概要

イベントスケジュール

※イベントの時間は予定であり、当日の状況により前後する場合があります。

ものづくり企業フェア×知る職・イベントエリア

下松のものづくり企業10社がくだまつスポーツセンターに集まり、ゲームや体験・実験などを通して「下松のものづくり」の魅力とすばらしさが体感できる「ものづくり企業フェア」を開催いたします。また、キッチンカーやふわふわドームなどが楽しめるイベント広場もご用意しております。市民交流センターきらぼし館では、市内事業者のタペストリーやパネル、製品を展示します。

日立製作所歴史記念館　一般開放

日立製作所笠戸事業所内にある歴史記念館が、陸送見学イベント終了後13時から一般開放されます。車両製造に関わる映像や車両模型などを交えて創業からの歴史が学べるほか、500系新幹線の車両も展示されています。

見学の際の注意事項

• お越しの際は交通ルールを守り、現地の警察官・警備員・スタ ッフの指示に従って、安全に見学してください。
• 鉄道車両運搬中は、安全のためルート上の歩道橋・中央分離帯の立ち入りを禁止とさせていただきますので、ご理解ご協力をお願いします。
• 鉄道車両の通過に合わせて交通規制を行います。現地 の係員の指示に従って通行してください。
• 交通規制に伴い、渋滞の恐れがありますので、他ルート への迂回にご協力ください。
• 観覧エリアおよび道路上での場所取りと、脚立・一脚・ 三脚等の撮影補助具・ドローンを使用しての撮影は禁止されています。
• 屋上や高所など危険な場所での観覧はご遠慮ください。

お問い合わせ